作品棚

ざわん

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連載中1作品

八十八回目の夏 〜ぜんぶ読んでいた人が、ひとりだけいた〜

消したはずの一行を、知っている人がいる。/——半分にして、正解でした。

現代ファンタジー

作品について

感想は、ぜんぶ同じ名前だった。
都心から祖母の家に来た夏、汐見真尋(しおみまひろ)のもとに、久しぶりの感想がひとつ届く。誰にも読まれない話を、八十八回も直した夜に。投稿する前に自分で消した一行まで、知っている読者から。
呼び出された場所は、ずいぶん前に閉めたきりの古本屋・汀書房(みぎわしょぼう)。開くはずのない戸の向こうに、夕暮れの岸辺の町がある。坂じゅうに色糸を干す町で、空には月のかわりに大きな糸巻きがかかっている。
たったひとりの読者・綴と、真尋はその町を巡りながら、書けなかった続きを一行ずつ書いていく。ただしそこは、通うたび、なにかが静かに遠のく場所で。
綴は、なぜ、この話だけを読んでいたのか。

完結3作品

S級パーティが決死の覚悟でダンジョン最深部に到達したら、作業服のおっさんが蛍光灯を換えていた

——あ、すみません。ここ今、点検中なんで

現代ファンタジー

作品について

ダンジョンが出現して30年。攻略は探索者の仕事、維持は公社の仕事——世界はまだ、後者をよく知らない。
ダンジョン設備管理公社の点検員・灰田誠(46)は、勤続28年無事故。保守規程を守り、指差し確認を欠かさず、伝票を書き、定時で帰る。本日の作業は第99層の非常灯交換。いつも通りの球替えだ。
その頃、人類最高戦力のS級パーティが、「到達不能」とされた第99層に配信中、史上初めて踏み込んだ。決死の突入の先で、同時視聴200万人が見たものは——脚立の上で蛍光灯を換える、作業服のおっさんだった。
切り抜きは一夜で4700万回再生。公社は「何も話すな」と口を閉ざし、探索者協会は「業者用経路を公開しろ」と迫り、配信界隈は謎のおっさんの正体を追う。当の本人は何も知らず、今日も現場で指を差す。

最弱ダンジョンの数える骨 〜転生骸骨、客商売で成り上がる〜

殺さない、笑わせる、また来させる。いちばん弱い区画の骨の経営。

異世界ファンタジー

作品について

灰嶺大迷宮、第三層第三区画——通称「三ノ三」。査定は最下位、配られるマナは月にたった三灯、住人は雑魚の骨ばかり。ダンジョンでいちばん弱いその区画に、仕事人間だった男が骸骨として転生した。

体は最弱。武器は錆びた短剣が一本。それでも、前の世界で身につけたものがある——数えること。誰が何を持っていて、この区画に何が残っているのか。

数えて、任せて、帳面ができて、客がついて。殺さず、笑わせ、また来させる。いちばん弱い区画の、にぎやかな経営がはじまる。

ただし、この職場には料金表がある。死ねば直る。直るたびに、中身が少しずつ減っていく——。

モアイの視界は十五度 〜動けない一家のにぎやかな日常〜

動けない。首も回らない。それでも今日も、家族はにぎやか。

現代ファンタジー

作品について

イースター島、アフ・トンガリキ。海に背を向けて一列に並ぶ十五体のモアイは、実は全員家族である。

視界はおよそ十五度。動けない。首も回らない。隣にいるのに、お互いの顔を見たことがない。すぐ後ろにあるはずの海も、誰ひとり見たことがない。

末弟のトキは、それでも今日も、自分の十五度を全力で実況する。「兄さん! 視界に馬!」

動けないモアイ一家の、にぎやかな観察コメディ。

推し作品4作品

ほかの作者の作品を紹介しています

『編纂者』の手記

作: 冬凪 さいり

異世界ファンタジー

作品について

泣いて、笑って、お腹が鳴る。

4000歳の食いしん坊がつづる、異世界ベストセラー紀行!
旅先でまず探すのは、絶品グルメ。

財布はよく忘れるし、雪道ではよく滑る。

そんなヤルトーノイ人の「編纂者」が、出会った人々の物語を書き留めます。

🍽 亡き妻が遺した「娘」を迎えに行けない父と、思い出のミートローフ

🚂 死者を海へ送る港への長旅。お供は(最悪の)ニシンと紅茶

🍣 初めての生魚に大混乱!異国の料亭フルコース
☕️読み終わるころには、ジャム入りの紅茶が飲みたくなります

一話完結、どこから読んでも大丈夫。

あなたの「次の旅先」、この一冊で見つけてください。

ドラゴンハンター

作: アダス

現代ファンタジー

作品について

人類よ、抗え。
竜に立ち向かえるのは、選ばれし者に宿る「聖痕」の力だけ。
新人ハンター・アキラの、熱い戦いの日々が幕を開けます!
多彩なドラゴンとのバトルは、まるでハンティングゲームのような手に汗握る迫力です。
仲間と背中を預け合う熱さ、思わず笑える掛け合い、そして広がる謎めいた世界。

読めば、きっとあなたもヤマト極東支部の一員に🔥

エレナの奇妙な借用書 ~莫大な借金と債権を相続したので、全力で現金稼いで相殺します!~

作: 葛切わらび

異世界ファンタジー

作品について

……え、自分で自分に借金?

サインひとつで帳消しにできるのに、彼女は「全額返す」と決めました。
その理由を知ったとき、この紙切れがいちばん温かい宝物に見えてきます。

【本書をお読みいただくと、以下の三点が付いてきます】

一、桁違いの主人公
弓も剣も規格外。それなのに寝坊はするし、ちょっと目立ちたがり。最強なのに憎めない女の子です。

二、凸凹すぎるパーティー
なんでも損得で計算する魔術師と、怖がりだけど誰より目がいい幼馴染。三人の掛け合いが楽しくて、気づけば全員を好きになっています。

三、心にしみる「愛の証」
借用書に刻まれた、両親の二十五年。読み終えるころには、あなたもエレナの完済を応援しているはずです。

但し書き
本書を手に取った方は、続きが気になって夜ふかしすることを、ここに約定いたします。 ざわん ㊞

消えた親友を探してたら異世界に来てしまった

作: つるいも

異世界ファンタジー

作品について

あなたには、
何年会わなくても「親友」とべる人がいますか?

連絡しなくても平気で、
久しぶりに会えば、すぐいつもの二人に戻れる。
そんな相手がいるのは、当たり前のことだと思っていました。
ある朝、その親友が世界から消えるまでは。

仕事を辞めてまで探し続け、たどり着いた扉の向こうは、しゃべる猫たちの島でした。🐈

思わず笑い、胸がきゅっとなる。

「親友だから、探しに行く」
その気持ちにうなずける人へ。

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