作品棚

小麦びより|あや

創設メンバー作品棚を、はじまりから共に築いた書き手

完結の栞最後まで書き終えた作品がある書き手

新しい棚作品棚に来たばかりの棚です

絵本のような、やさしい物語から、存在論SFコメディまで書いています。

『風の通るパン屋』では、
お金のない村の、値札のないパン屋からはじまる物語を。

『となりの五次元』では、
五次元地球で、現代日本人の常識が少しずつバグっていく物語を。

分断のない、つながりの世界を、それぞれ違う形で書いています。

各サイトの作者ページ

すべての作品は、各サイトの作者ページから。

連載中2作品

詩・童話

風の通るパン屋

お金のない村で、今日もパンが焼ける。

作品について

村の真ん中には、値札のないパン屋があります。

パン屋のミナは、毎朝、丸いパンや少し歪んだパンを焼く。
子どものリオは誰かのためにパンを運び、庭師のサナは花よりも先にほどけた靴ひもを結び、鍛冶屋のトウマは小さすぎる鈴を作る。

この村には、お金がありません。
善人も悪人もいません。
けれど、困る人、迷う人、眠れない夜はあります。

誰かを裁く代わりに、椅子をひとつ増やす世界。
誰かの価値に、値札をつけなくていい世界。

これは、そんな小さな村で流れていく、やさしい日々の連作短編。

読んだあと、少しだけ心がほぐれますように。

SF

となりの五次元

五次元地球で、現代日本人の常識が少しずつズレていく。

作品について

三連休前の夜、葉山志乃は少しだけ外に出た。

仕事の通知を片づけて、電車に乗って、海沿いの街で何か食べて帰る。
ただ、それだけのはずだった。

だけど、店先にはメニューがなかった。
スマホは圏外になった。
そして駅に戻ると、さっき通ったはずの改札が消えていた。

駅はある。
カフェもある。
街も、人も、暮らしもある。
見た目は2026年の日本によく似ている。

でも、お金がない。
時計がない。
広告がない。
仕事も、所有も、志乃の知っているものとは少しずつ違っている。

ここは、五次元地球。

現代日本人の常識を抱えたまま迷い込んだ志乃が、やさしく静かな世界で、毎日のように小さなズレに出会っていく。

笑いながら、少しだけ世界の見え方が変わる、日常系の存在論SFコメディです。

完結1作品

詩・童話

風の通るパン屋 小さな時間

完結 ― 最後まで読めます

お金のない村の、小さな時間の物語。

作品について

お金のない小さな村に、風の通るパン屋があります。

窓辺には白い布が揺れ、小さな鈴が鳴り、今日も焼きたての匂いが広場へ流れていく。

この本は、『風の通るパン屋』の本編に登場する人たちの、小さな時間を集めたショートストーリー集。

ミナの朝、リオの発見、サナの庭、ノアの音——
本編の手前にそっと置かれた、短くてあたたかな物語たちです。

読んだあと、少しだけ心がほぐれますように。

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